Exhibition
& News information

水彩・パステルの併用で透明感のある鮮やかな絵に 魔法の技法「混合技法」の魅力

Eden Rose(33cm×24cm)

水彩とパステルを併用した「混合技法」は、村田旭が得意とする絵画技法の一つ。今回は村田旭の水彩・パステルを併用した混合技法についての魅力や、描くときのポイント、おすすめの画材や教室について紹介します。

水彩・パステルの良いとこ取り「混合技法」の魅力

村田旭の「混合技法」とは、水彩とパステルを併用した絵画技法のこと。世界的にも珍しい技法です。

水彩はムード(情緒)を表現するのに最適な画材。水の力によっての滲み・ボカシはまさに神業です。しかし、残念ながら乾くと発色が一気に落ちてしまうのが難点…
一方パステルは発色において群を抜いて優れた画材。力強さ、明るさそして鮮やかさは経年によって劣化しずらい唯一の画材です。

つまり、「混合技法」とは性格の違う水彩・パステルをミックスすることで情緒感をキープしながらも強く鮮やかで重厚な作品を創ることが出来る”魔法の技法”なのです。

水彩とパステルの混合技法で描いた村田旭の作品

作品名「Gratitude」

たわわに咲き誇るミモザを花器にいれた瞬間周りの空気は透明感のあるミモザ色に染まります。
その空気の色は水彩でなければ表現できません。
そしてお菓子のような柔らかい丸い花はパステルのモッタリとしたテクスチャーがぴったりです。
どちらか一つだけではこの独特な存在感と空気感、そして質感は表現できません。

作品名「EVE」
この女性の深い想いを表す空気の色は背景のバイオレットとワインカラー。
ムードを表現するのは水彩の得意技です。
透明感はその重い色目をを軽やかにします。
モデルの肌の質感はパステルの得意技、メイクをするように暗い色から明るい色まで自在にのせていきます。
そしてこの赤は決して沈むことのない発色、パステルの持つ色気の醍醐味です。

水彩とパステル混合技法の描き方

YouTubeに混合技法のプロセスをアップしました。
期間限定公開ですので ご覧下さい。

「ロイヤルローズを描く・水彩編」

 

「ロイヤルローズを描く・パステル仕上げ編」

 

村田旭アトリエヴァーズノワールオリジナルパステルでより鮮やかで美しい絵作りを

透明パステル

「ジーザスパステル」は水彩とのマッチングをテーマに開発したアトリエヴァーズノワールのオリジナルパステルです。
アトリエのメンバーで現在は作家として創作活動をスタートさせた神之浦さんが完全手作りで制作しています。

これからの環境問題も考慮し体にも優しいものをと、5年前から試行錯誤の末に完成度の高い画材として完成しました。
保存料や防腐剤を使わずほとんど顔料のみで調合、市販されている従来のパステルと比べると紙への定着力が強く粉になって下に落ちることが
ありません。それだけ濃密で強い発色、とても鮮やかな画面が作り出せます。

「ジーザスパステル」にはちょっと硬めの「透明パステル」(12色)
柔らかな通常言われるソフトパステル「マキアージュ」31色があり、透明パステルは水で濡らすとなんと透明水彩に変わります。

またマキアージュはその名の通りまるで化粧品の様な滑らかなタッチで描くことができます。
パステルには暗い色は必要ないとの村田旭監修のもとベストな43色がラインナップされました。

 

村田旭の教室(アトリエヴァーズノワール)では水彩とパステルの混合技法も教えています

教室は毎月東京・大宮・郡山で開催しています。20代から90代まで幅広い年齢の方が来られています。
また経験も問いません、画材の使い方など初歩からレッスンしています。

アトリエでは楽しくワクワクしながら絵に向かうそんな自分との対話の時間を大切にしています。
出来上がった作品を早速額装し好きな場所に飾ったりお友達にプレゼントしたりすることも楽しみ。

アトリエ内で描くお花や静物、外でのスケッチ等々毎回のレッスンが待ち遠しく感じます。
絵を描く喜び絵に向かう喜びを是非皆さんと共有いたしましょう!

絵画教室の詳しい情報はこちら

水彩・パステルの併用「混合技法」でより美しい絵画を

水彩とパステルの両方の良さを楽しめる「混合技法」について解説いたしました。

私は混合技法の美しさ・鮮やかさをより多くの人に触れていただきたいと考えています。
ぜひ村田旭オリジナルのパステル画材や、絵画教室で混合技法の魅力に触れてみませんか?

画材や教室のことで知りたいことがある方は、お気軽にお問い合わせください!

前の投稿
Focus on Talented Artist Akira MURATA/ IWSで世界の注目のアーテイストとして紹介されました
次の投稿
絵画購入初心者でも後悔しない絵画の選び方とは?絵画の種類・買う場所やおすすめの絵画を画家が解説
メニュー
Translate »