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「絵描きは鼻が利く」◆絵になる場所について◆

◆絵描きは鼻が利く◆
鼻が利かないのは命取り
それは初めて訪れる場所で、
しかも短時間で
絵にする場所を瞬時に見つけ
一気に描き上げて帰らなければならない・・・「スケッチ」の使命です
だって二度とここを訪れることは無いかもしれないから
ヨーロッパの古い町でも、雑踏の中でも、山に囲まれた大自然の真っただ中でも
その場に降ろされた瞬間に。。。さあ右に行くか、、左か。
ピコピコと勘を働かせます
僕の場合は欲張りなのでせっかく来たんだし
どんなに時間が無くても2~3枚は描きたいし
早速鼻を利かせます
匂いのする方向へと一目散に向かいます
大概外しません
そこに広がる、そこに佇む光景に感動します
たまたま同行した生徒さん達はというと
講評会の時や宿に戻ってから、うんと羨ましがります

先生それは何処ですか?
先生そんなとこありましたか?
あります
ありましたよ!!
皆、案外気が付かないのです
と言うより別の所を見てる
ついつい景色を見ちゃう、探しちゃうんです
それはとてもキリがありませんし
良いとこ?なんてそう簡単には無いか、ありすぎて絞り切れない
「絵にする」
「額に入った作品」としてその様を切り取るのです
そこがちょっとした違いです
絵にするには絵にするための意味がありますし
それを他人にどう伝えるか、自分の感動や感激をどう理解してもらえるか
やみくもにチョイスしても無駄になるし
逆に選びすぎても時間が足りなくなります
絵にする!額に入れた絵をあくまでもイメージして場所を選ぶのです
料理をするときの感覚と似てますね~
だから絵描きには料理の上手な人が多いのです
あんまし関係ないか😅・・・
ところが
そんな時の鼻は利いても勘が良くても
僕は実生活においては超鈍感だ・・・とよく言われています😢
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