Exhibition
& News information

◆ 絵描きは「夢」の中にいる・時空を超えて◆ 

9月も最終日です
また夏が戻ってきたような暑い日が続きますね~
絵描きは「競争が無い」と先日書きました
もう一つ今日は
絵描きは常に「夢」の中にいるというお話です
実は僕は小さいころから
学校で良く「君の夢は何?」
「大きくなったら何になるのが夢なの?」
と聞かれるのが
何だか嫌いで嫌いで仕方がなかったのです
多分親にも一度も言われたことがないかな・・・
嫌だろうと察知してあえて聞かかったのか、、
分かりませんが
それをまず問われると、、いつも困ってた
脂汗が出るくらい・・💦
子供心に
プレッシャーに感じたからなのか
不足感を意識させる問いかけだと感じたから
今もって定かではありませんが
ともかく一度もまともに答えられなかった
でも考えてみたらね
「夢」って
自分がどんな風になりたいのか
この先どう言うことを成し遂げたいのか・・って
達成実現型も夢だけど
年中頭の中ではキラキラとお星さまが煌めき
あっちの世界(笑)に行っちゃってる
夢想型も夢には違いないでしょ (笑)
僕にとって夢とは
子供のころからその後者で
いつだって夢の中にいる、、、
夢は願うもの叶えるもの
じゃなくて
その夢の中にいてその時を楽しむものっていう
大概の時間ね
そっちに行ってることが多かったのです(-_-;)、きっと
僕の故郷は田舎なので動物園なんて行ったことも観たこともありません
ところがすでに頭の中では自分の動物園?がすっかり出来てて
粘土で様々な動物を作りながら
畳一面の動物公園
まるで見てきたかのように
その世界にすっかり入りもうすでに行ったつもりになってた
周りはかなり心配したかもしれませんが😅ハハ
ブツブツ言いながら押し入れとかに潜り込んでは
一人で得体のしれないことを
してたちょっと危ない子供でした
中学生時代には
授業中 先生から「お~い村田!還ってこい~!!」と
笑( ´艸`)
しょっちゅう怒られてました
そしてそれは
大人になってから尚も続くわけです
ついぞ「夢を達成!とか夢の実現!」とか
考えたことがありません
(が、、例外なく大失敗、挫折はめちゃくちゃ味わいましたよ)
さて、40を過ぎ絵を描くようになてから
周りからは「ようやく夢が叶ったね!!」と
言ってもらえます
絵描きになることが夢だったのか。。というと
ちょっとわかりません
しかし
夢はそれ自体を楽しむもので
その夢の中にまさにいると言う
そのまんな人生を過ごせてるという意味では
充分叶ってるわ!!と言えるのかもしれません
アトリエの椅子にどっこいしょと座った瞬間に
僕はすでに北フランスの小さな村へと行っちゃってます
そこで聞こえる鳥の声や葉の擦れる音まで
リアルに映像は次々に広がります
午後にはコーヒーを淹れて
新しいキャンバスへと向かえば
大昔に住んでたばあちゃんの庭が現実の数十倍も素敵に
様変わりして眼前に広がり
花々の香りまで漂ってくる気がします
僕は夢から覚めないようにと呪文を唱えながら
ひたすら筆をはしらせ絵の具をのせていきます
絵を描くことは
いつでもその瞬間に空間移動も出来てしまうし
タイムマシーンで行きたい何時にだって行くことが出来る
天候も時間も全く関係ない・・・
正にそれこそ
「夢中」と言うのでしょうか
これは
至福の時間です
あっ・・時々ヤマト運輸がその夢をぶち壊しに2階に上がってくるけど
ヤマトのお兄ちゃんはそれを知ってるので
いつも先に「ごめんなさい~🙇💧」と言ってペコリ
2022/9/30 まだまだ暑い午後に
前の投稿
「絵を描くということ」
次の投稿
出逢いは奇跡のごとく・青い瞳のひと
メニュー
Translate »